しゅばのご機嫌

ご機嫌良かったり、悪かったり

私の思い出が・・・一瞬にしてゴミへ。

 

朝 8時半過ぎ

インターホンが鳴る。

「土曜日のこんな朝に 誰!?」

宅配便は頼んでない。

どこぞからの贈物?ほとんど該当する案件は無い。

なんか トラックが止まったような感じもするから

やっぱり 宅配便!?

 

なんだ?なんだ?の気持ちで

応答すると

あああああ~~~~~

忘れてた~~~~~~

 

粗大ごみ回収を頼んでいたんだった。

起きたてで ミニミニの部屋着で

しかも ノーブラ・すっぴん!!!

 

もう この非常事態をどう乗り切れば良いのか

まったく 私の脳は対策を立てられず。

 

「処理券 ありますか?」と言われたので

「はい」と答えると

「じゃ 回収しますから」と。

 

粗大ごみに出すのは、

ペットカート。

4匹がいつも使っていた 思い出たっぷりのペットカート。

 

昨年の12月に4匹いた最後の子が虹の橋を渡り

もう使うことは無くなったので片づけないと と思っていたのだけど。

あまりにも思い出がつまっていて どうしても手放すことができなかった。

犬たちの温もりがまだ 残っているみたいで。

20年も使っていたので 愛着がこびりついてしまっている。

なにもかもが あの時のままで。

そのまま カバーをかけてガレージに置いて。

捨てられなくて・・・・

だけど いつまでも置いておいても 劣化していくばかりだし。

いつかは 片づけなくてはならないので、

思い切って 粗大ごみに頼んだという経緯。

 

スコーンと忘れてた・・・

思い出に浸りながら、思い出にさよならしながら

私ひとりでセレモニーしてお別れを告げようと思っていたのに。

なんで そんな大切なことを忘れるかなぁ・・・自分。

 

ノーブラ・すっぴんばかりを気にして

ペットカートの下カゴから

お散歩バッグや帽子や防虫スプレーや

なにやらを引きずりだして

あわあわしながら 引き渡す。

 

と おにーさん ペットカートを 

ゴミ回収のトラックの荷台へ

ぽ~~~ん とほっぽり投げた。

 

「あ・・・・」

小さな 声が思わず出てしまいました。

 

私の山ほどの思い出は

一瞬にしてゴミと化してしまうのね。

感傷に浸ることも ひとりセレモニーも

へったくれもない。

 

でも・・・なんか・・・

あっさりしすぎたけど

これで良かったのかも。

物に執着していると不幸になるだけだわ。

 

↑ 2年前に公園で撮った写真。 20年前の購入当時は、あまりペットカートを使用している人が居なくて、ベビーカーにしては変わってると言われてました💦

 

 

犬の話をちょっと。

 



2020年 3月、4月 そして12月と

3匹が相次いで 逝ってしまいました。

18歳10か月、17歳、16歳6か月と、長生きしてくれました。

そして 最後の子は昨年、18歳6か月でした。

この写真は亡くなる1年半まえくらい。

もうすっかりおじーちゃん犬の容姿です。

 

3匹は親子。もう1匹も後から知ったのですが

偶然のご親戚 という血の繋がりの強い4匹でした。

しかし 遺伝なのしょうか。4匹のうち3匹が

晩年 認知症になってしまい お世話が大変でした。

大変でしたけど 少しも苦痛ではありませんでした。

愛おしくて愛おしくて

素敵な時間でした。

その様子は後日 また。

 

ということで

ひとつ 断捨離が進みました・・・

(ため息)