しゅばのご機嫌

ご機嫌良かったり、悪かったり

言葉を選ばなければいけないのだけど(介護の話)

母親の介護の辛さをFBに書いていた知人。

昔の自分と重なって

すぐにDMを送りたかったのだけれど

辛い思いをしている最中に、それほど親しくない人から

あれこれ 言われても 言葉は届かないと思う。

 

娘が実の母親の介護をするのは

最初はとてもとても辛い。

母はいつも綺麗好きで、しっかりしていて

なにしろ 笑顔が素敵だった。

そんな母が日々 壊れていく。

あの笑顔を二度と見ることができないのかと思うと

それだけで 胸が潰れそうになる。

 

私の両親と二世帯同居だったので

当然 私が一番 介護に向かいあわなければならない。

少なからず 母との軋轢もあり

「なんで 私がこんな思いをしなければならないのよ!」と

思う日々でした。

 

同じようなことを知人も書いていました。

コメントには 「頑張ってください」とか

「介護疲れにならないように」とか

そんな言葉が並んでいました。

 

いや~~~

頑張る って 言葉 好きじゃないわ~

だから 他の人にもそんな言葉 かけられないわ~~~

 

自宅介護はそりゃー 大変ですから。

今は 介護制度があるので

いろいろと選択枝がありますが

それでも 自宅介護は

家族全員の協力と覚悟と

線引き(どういう看取りをするのか)を何度も話し合う必要があるので

そういう関係がしっかりしていないと

誰かが潰れると ドミノ倒しのように次々と潰れていく気がします。

 

10年、正確には11年前

母の介護を目の当たりにした私の記録を

ちょいちょい 書き残しておきたいと思います。

その間に 夫・実父・犬たちの介護の話も。

誰の参考にもならないかもしれないけれど

もし 同じ気持ちでいる方の目に止まったら

そして その方と共感が生まれたとしたら

それだけでも 私はラッキーだと思って書いてます。

 

「介護には覚悟が必要。」

今までと同じじゃなくなることへの執着を捨てなければならない。

自分の時間の自由、しっかりしていた頃の母の姿、

普通の会話が成り立たなくなる

母と同年代の人たちと比べて惨めな気持ちになる・・・等々。

だけど

それが特別なことではなくて

人は皆 老いて病んで最後を迎える。

それが 普通で 「それでいいのだ」 ということを

今 つくづく そう思うのです・・・・

でも それは 介護が終わった今だから思えることで

始まったばかりの頃は混乱の極みでした。

 

ひとつ 私の介護を支えてくれたのは

友人の「介護をしていると愛おしさが増すの。」という言葉でした。

それは 母や夫の時に感じました。

父へは・・・ また いつかお話させてください・・・・