しゅばのご機嫌

ご機嫌良かったり、悪かったり

内輪の話

f:id:syubachiko:20231011124724j:image

 

 

あっという間に10月も半ばへと向かってます・・・

早すぎやしませんか。

 

もろもろ 落ち込んでいとことろへ

息子からLINEが。

私が今住んでいるこの家のことで

息子夫婦が建て直して、私はどこか他の所に住むという話が出ていました。

私はこの家にあまり執着はなく

むしろ 介護三昧だった家には

夫がしがみついてつけた柱の傷や

転んでぼっこり穴があいてしまった壁や

車椅子でついた無数の傷に

胸を締め付けられる思いがするからです。

 

父が寝ていた部屋には独特の匂いがついていて

壁を塗り替えたり畳を取り替えたりしたのですが

やっぱり 残っている気がします。

もしかしたら 私の脳に記憶されてしまっているのかもしれません。

何かの拍子にそれがフラッシュバックするのかも。

 

キッチンにたつたびに

母への思いが蘇ってきたり

 

どちらかといえば 辛い記憶の方が多いのかもしれません。

 

結局 息子はお嫁さんの実家の近くに新築の家を購入するようです。

なので その報告のLINEでした。

 

そうなら 早急に この家の屋根の修理をしなければ!

建て直さないのなら修理をしなくちゃ!

そう思い 屋根の修理とついでだから塗装もするわ

と言ったら

そんなのDIYしろ と 言われた。

 

そこから

娘も入って 大もめ。

 

どうして屋根の塗装からこんなにもめるのか

途中経過はもう コントだわ。

 

最後は 縁 切る!

 

と息子が。

次に娘も。

 

・・・・・・・

 

私にはどうしても理解できない。

屋根の修理 塗装を業者に頼むことが

どうしてそんなにムダなことなのだろう・・・・

DIYなんて・・

業者の中には確かにぼったくる所もあるだろうから

もちろん いろいろとリサーチは必要。

屋根や外壁の塗装をしたのは

23年ほど前。

かなり間が経つのに。

 

どんなに何を言っても

隙間が広がるばかり。

 

これって

別に屋根の塗装が問題なんじゃなくて

日頃から 子どもたちが私に対して不満があるってことよね。

 

夕飯の支度をしていて

思い出した。

私が昔 母と口喧嘩したとき

「いつか あなたも 同じことを 子どもに言われるわ。

言ったことは必ず 自分に返ってくるから。

よく 覚えておいて」と

悲しそうな目をして 呟いていた・・・・

 

あの時の母は

こんな気持ちだったのだろうなぁ・・・・

 

一昨年の10月

最後に会った時も

施設の人の不満を私に言ったので

「自分で直接 言って!」と

キツく言ってしまった・・・

その後 体調が崩れてしまって

それから半年後に亡くなってしまった

 

もしかしたら あの時

「そうね わかったわ。施設長に話しておくわ」

と やさしく言っておけば と

ずっと後悔していたけれど

たぶん

きっと

母は私のキツい言葉に胸を痛めていたのね・・・・

今の私の気持ちと同じね。

 

巡り巡るのかしら。

 

どこかでこのスパイラルを断ち切らないといけないわよね・・・・

 

母のようにだけはなりたくない と生きてきたけれど

結局 母より 悪い人生な気がする。

なぜなら 私と妹は最後まで母の面倒は見たから。

でも 

私は 本気で

子供たちと 思いっきり 距離を置こうと思っている。

 

親子って

難しいですよね。

他人なら とっとと 離れることができるけれど

子どもに迷惑かけたくない

と 思っていても

結局 最後は 多かれ少なかれ 子どもたちに面倒をかけることになる。

施設に入るにも 連絡先や 保証人や

入院するにも同じ

自宅介護でも同じ

何枚もの書類に住所・氏名を書き込むことになる。

死んだらその後の手続きも大変。

親子なんだから そんなのなんてことはない・・のかもしれないけれど

関係がこじれると

なにもかもが 面倒このうえなく

耐えがたい苦痛になってしまうのよねぇ・・・

 

介護の根底は

「愛情」だと思う。

これが無い場合は この上もない苦痛になるし

この感情があれば

いとおしい時間 になる。

 

ただし

気力・体力・財力が必要だから

(財力は、そんなにたくさんかかるわけではないけれど

まったく かからない ってわけじゃないから)

これらが 切れた場合は

いとおしさ だけでは 続かなくなりますが。

 

私は子供たちを愛して育てたつもりなのだけど・・・・

甘やかしすぎたのか

私に大きな問題があったのか。

あったんだね、きっと。

なんだか

人生を全否定されたようで。

思いっきり 落ち込んでおります。

 

追記

 

あまりにも落ち込みが激しいので

スーパーで買い物をして

公園のベンチに座ってオニギリでランチ。

こんなに穏やかで。

変わりのない景色で。

 

f:id:syubachiko:20231011124930j:image

 

帰ってきたら、

道挟んで、ななめ向かいの

同級生のお家が足場を組み始めてる。

あぁ、やっぱり 塗装するよねー。

だよねー。

なんだか、自分が思い切り惨めに思えた。

このタイミングで。ため息。