しゅばのご機嫌

ご機嫌良かったり、悪かったり

最後の小さな命

 

 

 

2年前だったか。

息子がメダカを5匹 持ってきた。

義父が友人からもらったけど

飼うの大変だからと

玄関に置いていった💦

 

その数か月前には

引っ越しして飼えないからと

娘がヌマエビを持ってきてた。

 

飼えないって どういうことよ。

意味わからないわ。

なんでもかんでも 手に負えないと

実家に押し付けてくるんだから💦

 

ヌマエビは1年くらい生きてくれたけど

ある日 突然 いなくなってしまって。

もしかしたら 異次元ポケットへはまってしまったのかも。

バラレルワールドで元気にしてるんだわ。

バカなことを考えていたけれど

数か月後 水槽からかなり離れたサッシのレールの中で

干からびた、それらしき亡きがらを発見。

水槽の小さな隙間から飛び出してしまったのだろうか。

サッシのレールがパラレルワールドじゃないことは確かよね。💦

 

息子が持ってきたメダカは珍しいメダカで

背中に銀色の線が見えるもの。

お腹にパールのような鱗があるものも。

5匹のうち3匹はまもなく息絶えてしまいましたが

2匹は順調に成長してくれて大きくなってくれました。

今年の5月、2泊の旅行から帰宅したら1匹が亡くなってしまって。

1匹だけが元気にしてくれていました。

よく食べるし。

ところが 背中が曲がってきたのです。

日に日に 曲がり方が強くなっていって

ここ数日、泳ぐこともままならない状態。

それでも最後の力を振り絞って 餌を食べていました。

 

昨日は、どうみても もう生きていけないくらい

衰弱していき、それでも 一生懸命 エラ呼吸を続けていて。

 

最後まで 生き抜いた姿に

夫の姿が重なり・・・

たった数センチのメダカの命が愛おしくて愛おしくて仕方なかったです。

 

仕事から帰ってくると

残念なことですが 命耐えていました。

 

この家で

私がお世話していた 最後の命でした。

 

水槽を片付づけていると

夫が亡くなったあとのベットや吸引器具を片づけたことが

蘇ってきました。

終わった・・・あのなんとも言えない感覚。

 

私の行動ではかない命が消えてしまかもしれないという

24時間離れることのない緊張感。

 

私が不在の時、寝ている時に逝ってしまったら 寂しすぎるという

なんとも言えない緊張感。

 

命が消えたら 私がどうなるのだろうという

不安の塊のような緊張感。

 

ふっと切れたあの感覚・・・・

 

あぁ

これで私がお世話する命は

この家では全てが終わったんだ。

 

水槽を片づけていて ふと よぎった不安。

まさか

また

「飼えないから~」とか言って

私の気持ちも考えずに

持ってくるんじゃないかぁ。

その時はキッパリお断りしよう!